VMware vSphere Hypervisor 6.5(ESXi) でグラフィックボードを増設してパススルーしてみる(実験記事、動作不安定)

ESXiにはハードウェアパススルー機能が備え付けられています。

この機能を使うと、もしかしてPCI-eのグラフィックボードもゲストOSで使えるのではないか?ということで実験してみました。

なお、結論から先に書きますと、非常に不安定で仮想マシンがブルースクリーン連発や他のホストが落ちるということが発生しましたので現段階ではまだ使用に耐えたものではないと思います。

Radeonを使う方法もあるみたいですが、今回はあえてGeForce系を使用してみました。

今回用意したグラフィックボード

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玄人志向のGeForce GT710というかなり安価なグラフィックボードです。(購入時価格3,798円)

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ファンは一応付いており、PCI-eの接続となります。

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外部出力機能(使用しません)

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ESXiの物理マシンにPCI-eとして接続します。

BIOS(UEFI)の設定で内蔵のグラフィックボードを無効化する必要がありますが、ASrockのマザーボードは自動的にPCI-eのグラフィックボードがついている場合、内蔵のグラフィックボードは無効化されるようなのでこの手順は必要ありませんでした。

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PCI-eのグラフィックボードを取り付け、ESXiを起動すると、Web Console→管理→ハードウェアに表示され認識されました。

ここで、認識されたグラボのパススルーを有効化します。

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次に既存の仮想マシンの設定を調整します。

新規PCIデバイスを追加するとGK208が出てくるのでこれを設定します。

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仮想マシンはメモリ使用量によってRAMが調整されますが、パススルーのグラボがついている場合はメモリを予約しなければなりません。ここでは3GBのメモリを予約として割り当てました。

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WindowsXPのゲストOSを起動したところ「その他のデバイス」に「ビデオコントローラ(VGA互換)」が追加されました。

この状態で、仮想マシン内でnVidiaの公式ページからGeForce GT710のグラフィックドライバ(今回の場合はWindowsXP用)をダウンロードしインストールを行います。

動作確認

グラフィックドライバがインストールされると、GeForce GT710がデバイスとして認識され使用可能になります。
ただ、動作が非常に不安定になり、ブルースクリーンが連発したり、他のゲストマシンまで落ちるという状況が発生しました。

割り当てているメモリが足りないのか、グラフィックボードとの相性が悪いのかは謎ですが、使用に耐えないものでしたので現在は外しています。